$ 0 0 「エコーマシン」の始まり 昭和27年(1952)6月頃から、日本の放送局で使い始めた反響合成機のことである。 これは特殊な装置で、一人の声を色々な反響を利用して変化させ、新しい効果を上げる仕組みになっている。この年の7月18日にNHKが加藤道子を使い「道子の存在理由」というドラマをやって、子供・老婆・未亡人・パンパン(売春婦)・女学生など一人で五人の声をこの機械を使って出し、新しい放送劇の分野を開いている。