$ 0 0 「医史学(いしがく)」の始まり 日本で医史学が作られたのは、江戸時代前期の寛文3年(1663)に儒医の黒川道祐が『本朝医考』三巻を著し、これに日本医家の沿革および治療産薬の事を記載したのが始まりである。 ところが、この書籍が刊行されると同時に、各医家から色々と異議が唱えられ、ついに幕府に上書して絶版にされてしまったという。