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Channel: 原始人の見聞
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「紙細工(かみざいく)」の始まり

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「紙細工(かみざいく)」の始まり
 播磨国姫路の山中庵其瀧という人が、初めてこれを作り、江戸時代末期の弘化2年(1845)2月から、大坂の難波新地において興行し、全て紙一式で花卉や果物をはじめ、玉川や飛鳥山、千本桜、見物人形など精巧な紙細工を演じて、おおいに好評を博したのが始まりである。
『近来年代記』に「紙細工 細工人姫路住人にて、紙細工にて日本一なりという。此品は紙一切にして四季の草花に仕立、または柿の木・梨の木・なつめ等の具合などはまことに生のごとくなり。そのほか鉢植えの花物、大切には吉野山桜見とて数十人の人形をかざりはなはだ美麗なり」とある。

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