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Channel: 原始人の見聞
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「唱歌(しょうか)」の始まり

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「唱歌(しょうか)」の始まり
 明治7年(1874)に創設された音楽取調掛は唱歌教育の最初の研究機関である。次いで、明治13年4月より東京府下の公立学校の科目に唱歌が加えられたのが始まりで、次第に全国の学校の課程に加えられた。
 初めは欧米の歌曲に日本語の歌詞を付けて唄わせたが、間もなく洋風にまねをして日本人により新しく作られた歌曲が多くなっていった。なかでも石原和三郎は唱歌作者として最も有名で、その作品には猿蟹、浦島太郎、お月様、花咲爺、牛若丸、大江山、かちかち山、大さむ小さむ、大黒様などがある。また、納所弁次郎が作曲したもしもし亀よ、桃から生まれた桃太郎などは最も広く愛唱された。さらに大和田建樹の作った鉄道唱歌、明治唱歌、帝国唱歌なども有名である。

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